まどかマギカ←無限循環世界に対する回答

HDDに撮っておいた「魔法少女まどかマギカ」を見終えた。傑作。とにかくこの感動を残しておきたくてエントリーします。
この作品は無限循環世界に対する回答を出したと思う。それは、変わらない因果に立ち向かう勇気を与えること。
無限循環世界とは、何かの因果(=それは変えたいが変えられない不幸)に対し、何度も世界をやり直してその因果を断ち切ろうとするもの。その因果を断ち切れるか断ち切れないかは因果に対する原因の持ち方によるが、この作品の場合は因果の原因がほむら(=もう一人の主人公)自体にあるため断ち切れない。この変えられない因果に絶望したほむらに対するこの物語の回答が、素晴らしく素晴らしい。
主人公のまどかは物語終焉まで(それはOPの音楽から)不安で迷っている描写ばかりでどうなるかと思ってたんだけど、最後に素晴らしく昇華されました。母との決別シーンなんて、まどかの成長と親の淋しさが織り交ざって目頭が熱くなった(自分も幼い娘を持っていることと相まって)。このシーンを見て、この作品の成功を確信しましたよ。
しばらくの間、この作品の余韻から抜け出せないかも。。。