諦念した消費マインド

やっぱりと言うか、当然と言うか、この4月の消費税増税に合わせて、いろいろなものが便乗値上げされている実感がある。これまでのデフレでジワリジワリと下がった価格をこの機に乗じて取り戻そうとしてるんだろう。しかし、これで思い出したのが以下の記事。

インフレのある暮らし – 15年ぶりの1ドル80円時代に思うこと | On Off and Beyond

このまま行けば、来年下期から更に消費税が上がる可能性があるから、「今のうちに買っておこう(将来買おうと思ったらもっと高くなる)」という消費マインドになっている自分がいて萎えるなぁ。

scenario experiments Lain

scenario experiments lain/シナリオエクスペリメンツ レイン[新装版]

scenario experiments lain/シナリオエクスペリメンツ レイン[新装版]

思うところがあって再読。今は新装版が出ているけど、再読したのは1998年発行の初版。当時は現在ほどPCに詳しくなく、本書に出てくるプロトコルと言った専門的な用語に神秘的な印象を持ったりして、一種のオカルト的な雰囲気を感じながら読んでいた。
約15年を経た現在ではPCはすっかりコモデティ化し、ワイヤードへのアクセスはスマホで日常化。「ワイヤードがリアルワールドの上位層」なんて誰も考えずに時間潰しの道具程度にワイヤードへアクセスしている。この本を読むと当時のワイヤードにワクワクした気持ちを思い出す反面、最近のワイヤードとの付き合い方にワクワク感が減ったことを感じる。
深夜アニメも同じ。絶対量が多いためか、Lainのようなワクワクする作品に当たることが少ないんだよな。

面ライダー鎧武のこれまでの感想

子どもと一緒に直近の3作ほど仮面ライダーを見ているけど、今回の仮面ライダーは抜きん出て面白い。さすが虚淵
主人公の紘太とそれを慕いつつも秘密を持ってしまうミッチーの関係にハラハラするし、ゲネシス四天王もそれぞれのキャラ立ちがしっかりしてて、全体的に緊張感ある。(個人的には、大人の割切りであっけなく黒影を葬ったシグルド最高)
子ども向け作品のために虚淵的なハードボイルドは無いけど、Fate/Zero的なライダーバトルロワイヤルあり、ガルガンディア的な鬱伏線ありでとても楽しめる。
このままミッチーが肉体的・精神的に追いつめられるんだろうな、と思いつつ、子ども向けということで最終的には救われるのか。はたまた、虚淵持病のバットエンド症候群が発病してしまうのか。それとも、そのどちらでもない第三の展開が待っているのか。毎週日曜日を楽しみに待っている。

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

シェア からビジネスを生み出す新戦略

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

  • 作者: レイチェル・ボッツマン,ルー・ロジャース,小林弘人,関美和
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2010/12/16
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 28人 クリック: 1,325回
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今更ながらシェアを読み終える。シェアという考え方は、一昨年ぐらいから主にコスト低減の観点から興味を持っており、例えば図書館とブックオフの使い分けなどにより、新品を買う場合に比べほぼ同じ満足度を得ながらコスト低減することができると思う。
本書では、シェアについてコスト面に加え以下のようなメリットがあると主張している。

  1. シェアを通じた他人とのコミュニケーション
  2. 社会の持続可能性という観点からのシェア

それぞれの主張については本書を読めば詳しく書かれているが、自分の感想は、先ずコミュニケーションについては、シェアという行為の副次的な要素であり、本書中にあるようなコミュニケーションを目的としたシェアを実行する人たちは、シェアという行為が無くても、なんらかの方法でコミュニケーションを実行するだろうな、と思った。
また、社会持続可能性という観点は、確かに大局的にみた場合には必要な考え方ではあるが、自分がまだ未熟なのか、社会の持続可能性を考えてシェアを実施するということは今のところ無いなぁ。自分のシェアの目的はあくまでコスト低減であり、例えば本書にあるようなカーシェアなどについても、自家用車の稼働率を考えれば効率的だとは思うけど、もし宝くじで6億円あたったら、やっぱり好きな車を好きな時に乗るために所有しておきたい。(でも、手軽にいろいろな車種の車をレンタルできるという意味では、カーシェアは魅力的だと思った。)
とは言え、所有物のリソースの再点検という意味だけでも、この本を読む価値はあると思った。

子どもにアナログ時計の読み方を教える

長女が幼稚園の年長になり「そろそろアナログ時計が読めるように教えないとな」と思い、リビングに大きなアナログ時計を購入。アナログ時計の読み方を説明するが、なかなか仕組みを理解できない様子。そこで、以下の時計本を購入を決定。

はとのクルックのとけいえほん―1分きざみで時計がよめる

はとのクルックのとけいえほん―1分きざみで時計がよめる

この本には、こんな特徴がある。

  • 短針と長針が連動して動く
  • 頑丈
  • アナログ部分に1〜12時の記載に加え0〜60分の記載があり、短針と長針を合わせれば時刻が読める

長女が時間を聞くタイミングごとに、「本に付いている時計で針を合わせ時間を確認してみて」と言うようにしたところ、一か月も経たずに自力(本無し)でアナログ時計が読めるようになった。
本の力は偉大だ。

納品の無い受託開発

掲題のコピーが気になって(株)ソニックガーデンをネットで調べた。今の日本のSIerビジネスの問題意識(人工による見積と事前見積によるシステム開発の請負受託)は共有できる。しかし、その解決策(月額定額によるアジャイル開発)は、ケースバイケースだなぁ。
事業ドメインを絞ったニッチなビジネスとしては有。コピーの前提条件として「全ての日本のSIerビジネスを改革する訳ではない」というところを全面に出しておいて欲しかった。

クリックゲーム絶ち

あるクリックゲームをやっている。連続ログインでもうすぐ50日になる。「面白いのか?」と言われれば解答に困るのだが、なぜか止められない。幸い課金までには至っていないが、MHP2Gをやっていたときのような時間の無駄遣い感がある。(MHP2Gのときは、ゲーム時間が100時間を超えた自分のセーブデータを見たときに自分が怖くなって止めた)
たとえばギャンブルには、可能性は低いが掛金が増える可能性がある。しかしこのクリックゲームには、時間の浪費以外に何も得るものが無いというのが恐ろしい。と言う訳で、今からアンインストールする。これで空く通勤時間は、これまでの名作コンテンツに触れる時間を増やそう。まずはこの前AppleStoreで購入した「EVER17」から。