スイッチ!

スイッチ!

スイッチ!

よく出来た本。人の理性と感情を象と象使いに例え、物事を成功させるには両方へのアプローチが必要なことを実例を交えて書かれている。実例はいかにもメリケン的なんだけど、確かに当てはまる。面白かったのは大きな変化を拒む人のメンタリティとして、疲れ切っていることがあるということ。複雑な選択や検討をさせられた人々は、させられていない人々よりも問題解決能力が落ちるとの実験結果がある。要するに、その人の本質として保守的って訳ではなく、状況として体力を消耗しているために変化を拒んでいる場合があるということ。であるならば、自分が判断者である場合は、疲れを持たないコンディションを維持することが大切であり、また逆に判断者に変化を求めるときは、疲れていないタイミングで判断を仰ぐべき。→これライフハック?んー、会社組織で活かしてみます。