ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

優良企業から偉大な企業への飛躍を遂げた会社を分析し、飛躍の因子は何かを追求する一冊。(こういう分析っていかにもアメリカっぽいと感じるのは私だけか?)その因子の内、なるほどと思った項目を以下に挙げる。

  • 優秀な人材を先に集める。→たしかにそうだけど、これは前提条件として企業規模がある程度ある場合のみに言えること。カードゲームの大富豪で言えば、少なくとも富豪、つまり良いカードが集まる環境に居ないといけない。
  • ストックデールの逆説・・・どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。そして同時にそれがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視しなければならない。→比較的このことは考えて仕事に取り組んでると思ってるけど、個人的には姿勢が甘いかも。結論出ないから、ソコソコになってる感じ。
  • 単純明快な戦略・・・「情熱をもって取り組めるもの」「自社が世界一になれる部分」「経済的原動力になるもの」これら3つの円を描き、すべてにあてはまるモノに全力を注ぐ。→個人にも当てはまるね。これもソコソコ考えてる。
  • 技術面では先頭を走っていたが、結局は勝利を収めて偉大な企業になることができなかった企業なら、長い長いリストを作ることができる。→技術的なアドバンテージは偉大な企業への飛躍の要因ではない。単純明快で一貫した企業戦略にどう結びつくかを考えず、安易な解決策として技術に飛びついても結果がでない。
  • 劇的な転換はゆっくり進む。→クックパッドなんかパッと出の企業かと思ったら、ニフティサーブの頃から今日まで、延々と料理サイトを運営してきた。重要なのは、正しいことを延々とやり続けること。一貫性
  • 「一足す一はいくつだろう。四だ。物理学には干渉性という概念があって、複数の要因が互いに強めあうことがある。」