Webで学ぶ オープンエデュケーションと知の革命

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

ウメダーウィニストである私にとって、梅田氏の新書は全て読まねば気が済まない。氏は、ウェブと教育についての親和性が高いと考えている様子で、これまでの著書でも、さかんに自論を展開。今著では、共著者の飯吉透氏とその理論を一歩進め、現在のオープンエデュケーションの状況から、さらにウェブを用いた教育が進化していることを示す。確かにその通りと肯く反面、そこまで意欲のある人が現在の日本に何人いるかは疑問。(いや、数百人ぐらいはいるだろうけど、サイト運営にまで成立するとは思えない)しかし、そのあたりは自分の認識が甘いからなぁ。先般のスマホブームでも、「ウェブと能動性」の考え方から日本にスマホを必要としている人がそれほど多いか疑問。みんな何してんの?ツイッター?漫画読んでんの?(暇つぶししか思い浮かばん...)
話を戻して「学ぶためには環境と動機が不可欠」というところで、「刺激の無いところでの思考では、記憶の検証や着想はできるが、新たな学びとは呼べない」という部分を読んで納得。新たな学びを実施するために、新たな環境に飛び込むことが必要であると感じた。