人との距離の置き方が分からない(母の日の独白)
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2002/07/19
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この映画においてカオナシは不安と孤独の象徴と取れる。物理的な満足(=この映画における砂金や飲食)では、不安や孤独を充足させることができない、肥大化するだけだ。しかし、千との十分なコミュニケーションの結果、安定を保てるようになった。その理由は?やっぱりここにたどり着いてしまうんだけど「無私の愛情」を受けたか否か、なんだろうなぁ。単純な例で言えば母性愛とか。これが最終的には自立につながるんだろうね。カオナシも千の愛情(?)を受けて、最終的におとなしくなった(銭婆のところで安定した)。
私利の無い愛情を受けることが、果ては個人の自立になる、か。なにはともあれ、自分を個人の力だけで生活することができるまでに育ててくれた母親に感謝。