ザ・クリスタルボール

ザ・クリスタルボール

ザ・クリスタルボール

ゴールドラット博士のTOC小説第6弾。じつは前作の「ザ・チョイス」は未読だが、こっちを先に読破。内容はこれまで通り、商品の欠品率を下げつつ会社が持つ在庫を極力少なくすることで、キャッシュフロー向上を実現させること。毎回書かれることは同じなんだけど、業種や経緯をたくみに使い分けているため、読んでいて飽きない。本書はこれまでに比べ、かなりすっきりした内容となっており、ビジネス小説という感じ。付箋を貼ったページは1ページだけ(生産者には一括調達として支払いするものの、商品の供給ロットを小分けにすることで、在庫を減らすことと生産者のキャッシュフロー安定化を両立させる)だったが、全体的にひっかかるところが無く読める良書だった。