7つの習慣

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

超有名な自己啓発本である本書。今までアソシア等のビジネス雑誌で書かれていた事が体系としてまとめられており、本ならではの魅力を感じる。また、指導者として著者が経験したエピソードが随所に書かれており、経験則から来る教訓なんかも分かりやすかった。その中で付箋を貼った部分を抜き出してメモ。

  • 言葉が自己達成予言になる。→反応的な言葉と主体的な言葉の違い。反応性のモデルから、刺激に対して人間はそのまま反応するのではなく、刺激と反応の間に選択の自由を持っているとのこと。以前にどこかで読んだ時は「なるほどなー」ぐらいにしか思わなかったけど、あらためてこの本で読んでみると「すごいこと書いてあるな」と思った。そもそも今までこんなこと意識してなかった。(≒反応的に生活してきたわ)
  • 影響の輪と関心の輪。→関心があるもののうち、自分では影響を及ぼすことのできない事柄について考察することはエネルギーの無駄。ついつい自分も「もしこうなったらどうしよう」と考えてしまうが、どうなるか分からないことをあれこれ悩んでいても精神衛生上よろしくないわな。
  • リーダーシップとマネージメント。→これも意識してなかった。会社でのリーダーシップもそうだけど、個人の生活におけるリーダーシップの欠如について痛いところ突かれた。多くの人々は、自分自身の価値観や人生の目的を明確にすることなく、能率的な自己管理や目標達成ばかり気にして生活している、だって。マネージメントはしっかりやっているが、リーダーシップが無いことの典型じゃん。
  • 家族としてのミッション。→自己啓発では個人のミッションを考える時、様々な側面から検討することになっており、そのなかで必ず家族がある。これまで、どうして家族や親という側面を検討しなければいけないのかピンと来てなかったけど、この本を読んで分かった。要は、バランスの問題。私たちは様々な組織に属していると同時に一人の個であるため、全体として俯瞰しないと駄目ってことね。
  • 成功者の条件。→「重要事項を優先する」→そのために、その他の事項に対して「ノー」といえる目的意識を強く持つ。
  • win-winを支える条件…人格。→①誠実・廉潔、②成熟(勇気と思いやりのバランス)、③豊かさマインド。これは読んでいて恥ずかしくなった。win-winの実現に対して、のっけから駄目じゃん俺、って思った。確かにwin-winに対する理想論的な懐疑は、③豊かさマインドの欠如(欠乏マインド)に起因しているかもね。ここで書かれていることは確かだし、自分に欠けている自覚もあるので、なんとかしなければ...
  • 理解してから理解される。→これは「分裂勘違い劇場」さんでも書いてあった。確かに自分を曝け出す訳だから大変怖い。これも上記の①誠実・廉潔、②成熟、③豊かさマインドが確立されていないと怖いと思うが、相手を本当に理解するためには必要なこと。特に自分なんか、相手からの影響をシャットアウトし、相互依存状態を避ける傾向がある(=傷つくのが怖い)ので、バランスをとらないといけない。
  • エトス・パトス・ロゴス。→エトス:個人の信頼性、パトス:感情移入、ロゴス:理論。提案活動を行うときは、この順序で準備を進める必要がある。論理展開よりも、個人の信頼性及び感情を優先すること。つまり、相手のパラダイムや不安、あるいは関心ごとを先ず踏まえ、論理展開を進めていく必要がある。なんか今やってる提案活動がイマイチなのは、こういったところに原因があるんだろうな。

すごいよコヴィー、来年の目標は ①誠実・廉潔、②成熟、③豊かさマインド の確立にしよう。