ミームの媒介手段として手軽なツイッター

今読んでる本『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』では、ミームの知識が前提条件になっているので、ネットでミームについて調べてた。その過程で、セレンディピティって程じゃないけど、マーケティング手法としてツイッターが注目されている理由が閃いた。
ツイッターを体験して分かったけど、ミームの媒介として、ツイッターは少なくとも現時点において最高に手軽だもんね。ツイッターは利用者の依存を促すし、「いまどうしてる」というつぶやきはミームの対象として適切。ミームの特性を利用して上手にツイッターを活用すれば、効果的なバイラルマーケティングになるだろうね。以下、ミームについてのWikipediaからの抜粋。

  • 遺伝子と同じように、ミームは、ある程度正確な複製をし、またある程度の変異(コピーミス)を起こすので、進化をするのである。この両方がなければ進化は成り立たない。
  • 現在でも、私たちは危険、食べ物、生殖を含んだミームに注意を払う傾向が強い。したがって、危険、食べ物、生殖を含んだミームは、他のミームより速く広まるのである。
  • 重要な点は、私たちは強い感情に繋がる二次的衝動を持っており、強い感情を引き起こすミームは、それだけ私たちの注意を引く。つまり、心に入りやすく、ミーム進化において有利である。そして文化の一部となるのである。
  • 進化において、複製されやすさを適応性という。あるミームの適応性が高いほど、そのミームは多く複製される。私達の脳の持つ本能的な傾向とは別に、性質上、適応性の高いミームがある。
  • あるミームが適応性が高く「広まりやすい」ことと、それが良いことか悪いことか、真実か間違っているかということは関係ない。したがって、ミームの進化は私たち人類にとって良い方向へ進化していくとはかぎらない。
  • ミームが心へ入り込み、その人の考えの一部になる仕方は、以下の三つがある。
    • 条件づけ(反復)
    • 認知的不協和(矛盾の解決)
    • トロイの木馬(どさくさ)
  • オペラント条件づけは、特定の行為に対し報酬を得ることを何度も繰り返すことで、私たちを何らかのミームでプログラムする。そのミームが有益な場合もあればそうでない場合もある。
  • オペラント条件づけにおいては、報酬をたくさん与えるより、たまにしか与えないことで、かえって効果が上がる場合がある。それは認知的不協和によって、報酬がより価値あるものに思えるようになるからである。
  • マインド・ウイルスとは、ミームが人々の心に拡散していく現象を説明するための概念であり、ミームで世の中の人々を感染させる文化要素をさす。マインド・ウイルスの働きは次のようなものである。
    • 侵入
    • 複製
    • 拡散