プロフェッショナルの条件

本書では、ポスト資本主義社会として知識社会を挙げ、その専門性から「組織社会」となることを示唆。読んでいてスッキリしたのは、組織とコミュニティの違いを意識できたところで、コミュニティ=安定要因、組織=不安定要因としていた部分。知識の賞味期限は短いため、組織はあらゆる要素を体系的に廃棄する仕組みを持たなければならない。よって、組織とコミュニティを無自覚に仕事していては、組織が腐っていってしまう。このあたり、なんとなく分かっていたんだけど、組織/コミュニティの2元論で理由が分かった感じ。
あと、個人的には「意思決定の秘訣」の章の最後に書かれていた「決定した事を勇気を持って実行すること」が今の自分にぴったり過ぎて笑った。

各所で評価されているこの本、ブックオフで探していたけど見つからず、結局新品を購入。(他のはじめて読むドラッカーシリーズはブックオフで買えたんだけど、本書はなかなか手放さないのかねぇ)